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​うつろ

​虚 ── 創造の王 反転

ずっと忘れなかった願い「皆と同じように生きたい」

『願いを叶える光』を守るために創造の王と創造のたまごという組織を作った。無類のカリスマ性で、個性と我が強い創造の王たちをまとめている。新しく増えていく仲間たちをとても歓迎しており、仲間の成長のために周囲へ密かに協力をあおいだり、根回しをしたりと世話を焼きたがる。

欲を持たないために記憶を保てないよう創られた。彼の部屋には事細かに出来事を記載した本がたくさん置いてある。

どれだけ思い入れがあったとしても、仲間たちとの楽しい記憶や消えてしまった人を忘れてしまう。

記憶を失うことは彼にとって一番悲しく、感情もなければここまで苦悩しなかったにと思うほど。
ここ最近忘れてしまう頻度が高くなった。

本編──​ずっと願いつづけたこと

虚はひとつの約束を忘れることなく守り続けていた。

妹である憂をひとりにしない。

その約束を守るため『創造の王』という組織を作り、憂が大切にしている世界を守っていた

しかし時が経つにつれ、虚の力は弱まってしまう。欲を持たないために課せられた忘却の癖も酷くなっていく。

杞憂した虚は準備をはじめる。いつ限界が来ても問題がないように仲間を友を集めた。

 

憂が一人になってしまわないように。たくさん思い出を作って悲しい思いをしないように。

全ては自分の残された最愛の妹、憂のため。

それは今は亡き弟との約束であり、かつて家族に託された生きる意味だった。

そして、ある日本当の限界を迎える。記憶は抜け落ち体の再生はできず壊れていく。
自分がいなくなった後の準備が間に合ったことに安堵し眠りに付く間際、黒と白の蛇──プレジールが現れる。自分の半身であるプレジールは心の奥底にしまっている願いを燻ぶらせた。欲望に耐えてきた力を失った今、彼の残酷で優しい言葉を拒むことができなかった。

『もういいだろ?次は俺たちの願いを叶えようぜ』


プレジールと一つに戻った虚は約束を忘れ、憂の力を手に入れるために画策する。
あの力を私のものにしたい。憂なら、願いを叶える光なら私の願いを叶えられる。
あれほど重かった身体が軽い。満面の笑みを浮かべた。

「それでも私は皆と同じように生きたい」

プロフィール

身長:178cm

年齢:年齢不詳

誕生日:12/31 本人も忘れてしまうほど遠い昔。一年の終わりに歳を数えている

​性別:どちらでもないが不便なため男性の姿をしている。

一人称:私

二人称:お前

家族

終(弟) 憂(妹)

職業

創造の王。王としての名称は反転。

治めている場所:創造の城

身体的特徴

・人の想いから生まれた化け物。痛覚があまり発達しておらず驚異の再生力もつ。

(現在は再生能力は著しく低下している)
・また味覚も人間と比べて弱い。人より食事を摂取しなくても活動ができるが仲間と食事をするのが好き。
・長い間、悪魔と戦っていたため体が闇に侵され黒ずんでいる。

昔は髪も肌も白かったがほとんど黒ずんでいる。
・性別という概念がないためどちらでもない。不都合なため普段は外見上、男と通している。

特技/癖

速筆、速読

自分の記憶に絶対の自信が無いためよく手帳や書類を確認している。

好き嫌い

好き
食べ物:牛乳
その他: 白百合/たんぽぽ/茶会/パーティー/楽しいこと

嫌い
食べ物:臭いが強いもの(生魚/納豆)酒(アルコール成分を分解できないため)
その他:忘れてしまうこと/ひとりでの食事

人間関係

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​妹

人間の真似事でしかないが父のように兄のように愛情を注いだ。憂がたくさん学び、たくさんの思い出を作っていくことを誰よりも喜び望んでいる。

終がいなくなり、憂がとても悲しんだことから自分だけはなにがあっても離れないように心に誓った。

自分がいなくなった後の世界を支えられるように育てている。

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自分と憂の母親が創り出した書物なので血は繋がっていない。

終と一緒に生まれた憂の面倒を見ていた。憂の両親が亡くなり、二人で憂を幸せにすると約束をした。

8年前に起きた悪魔による大洪水を命をかけて治めた。

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​ネブラ・ニュアージュ

現創造の王のなかで一番信頼し、大事な妹である憂のことを育成係として任せる。
その真意は彼が退屈を嫌っており、憂と組ませることで解消させるため。

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プレジール

自分の半身であり、同じ存在。

自分が持たなかった感情を持ち合わせた化け物。自分がいる限りプレジールも存在する。
『願いを叶える光』に対して正反対の思いを抱いている。(反転は守りたい。プレジールはどんなことをしてでも欲しい)
現在は『願いを叶える光』に手を出さず均衡状態が続いている。

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